さて前回に続いてFOMAとW-ZERO3の比較であるが、まず通話料金に着目してみよう。
ウィルコムの定額プランは定額といってもウィルコム端末同士での通話が無料になるといった意味で、他社携帯や一般加入電話IP電話などと通話の際には別途通話料金がかかる。サイトを見てみると、

ウィルコムの電話→一般加入電話、IP電話、他社PHS 全国一律10.5円/30秒
ウィルコムの電話→携帯電話 全国一律13.125円/30秒

となっている。対してドコモはというと、カタログとサイトの料金プランを見てみるのだが、ドコモの携帯→一般加入電話、IP電話、他社PHS、他社携帯電話の通話料金表が見当たらない。見逃しているだけなのだろうか?ドコモ同士の通話料金らしきものはあるのだが、それによると現在私が契約しているタイプSの料金プランでは、

18.9円(税込)/30秒

らしい。タイプSは基本料金が4,830円(税込)なので、これを見る限りではウィルコムに分がありそうだ。
次にパケット料金も比較してみよう。前回も述べたようにウィルコムのデータ定額は10万パケット分までは1,050円(税込)である。
そして私が契約しているドコモのパケットプランはパケットパック10。これも定額1,050円(税込)でイコール無料通話分1,050円(税込)となっている。しかし、0.1円/パケットとなっているので、この定額で使えるパケットは1万パケットとなる。料金が2ヶ月繰り越せて通話料金の無料通話分を考慮しても、到底10万パケットには及ばない。ここでもウィルコムに分がありそうだ。
これらをふまえて、「本体の代金を少々がまんしても買い換えるかなあ」と思っていた矢先、ネットでW-ZERO3の気になる問題を発見した。私が当初想定していた、ブログの更新やメルマガの閲覧などPDAとして使っているとバッテリーが長くは持たないというのだ。モバイル用途だけにこれはすこし辛いかもしれない。充電に備えていつも電源ケーブルを持ち歩くもの荷物になってしまいそうだ。
と、いろいろ調べていると悩みはつきないので、いっそのこと「ポンッ」と買って使ってみるしかなさそうだが、値段的にも「ポンッ」と購入できるものではないので、なにか代替手段も考慮に入れて検討しなおすことにしようと思う。

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